I can

2週間前のこと。

「今日ね、走ったらね、先生に「あれっ?Bちゃん早いよ!」って言われたの。

それでね、あのね、運動会のリレーに出る人になったの…..」と長女が学校から帰ってくるなり言いました。


3の現在まで、長女が真剣に走ったのは、車にひかれそうになった時だけで、徒競争もマラソン大会もいつもビリです。

マラソン大会の時は、お友達と腕を組みながら、笑顔でビリ!


「私の子どもだから、運動できるわけないし!」と思いつつも、「マラソン大会で1位になるようなお子さんのママになってみたいなぁ!」と、私だって思ったこともあります。


3月生まれの長女は、幼稚園に行っても、小学校に行っても、自分が他の子よりもできないことが多いことに、すっかり自信がないようでした。

小学校に入学した時、「みんなはできるんだけど…私は授業中できないことが多いの。」と、涙ながらに言ってきたこともありました。


そんな長女が、リレーの選手になったというのだから、びっくりしました。

早速、長女がおばあちゃんに電話をすると、「ウチの家系で、リレーの選手になった人はいないと思うわよ!ママもおじちゃんも、いつも4位か5位だったもの。」と、言われて嬉しそうな顔をしていました。


この夏、アメリカ人の水泳コーチに、高いジャンプ台からプールに飛び込め!と、ジャンプ台まで連れて行かれた時に、

“You can do it!!”
“You can do it!!”
“You can do it!!”

と追い詰められて、長女は、

“I can !“

と思える瞬間を知ったのかもしれませんね….


リレーの練習が始まると、足の速い男の子達に「遅いよ!もっと早く走れよっ!」と、どやされるようになり、今度は、毎日しょげて帰ってきました。

「やっぱりリレーの選手にならなきゃ良かった….」と暗い顔でポツリ


リレーの選手になるような子は、負けず嫌いだし、幼稚園の頃からリレーの選手です。

幼稚園も小学校も毎年1位というような子もいます。

長女のように、2週間前から足が速くなった子はいません。


長女が毎日しょげているので、「あなたのお父さんは、何でも一番になる為にがんばる人だよ。

それは、カッコ悪いことじゃないよ!

テキトーに走ってる人を見ても楽しくないでしょ!

ママはテキトーな人はカッコ悪いと思うの….」とか何とか、言わなきゃいいのにブラー!ブラー!ブラー

母という立場にいるだけなのに、上から目線で子どもにレクチャーしていました!


今朝、長女が学校に行く前に、「よんでね。」とメモ用紙を渡してくれました。

メモには、お弁当のリクエスト(イクラのおにぎりを入れてね!)の後に、最後のページに「もくひょう! ぜったいにかってもまけてもがんばる」と書いてありました。


しょげて帰ってきた子どもには、“You can !”とだけ言えばよかったんですねぇ


子どもが“I can “と自信を持つと、その自信は伝染していくように思います。

最初は兄弟・家族・お友達に、学校や地域の人に….

とても素敵な伝染ですよね。


私に“You can”と言いつづけてくれた人は、ティムさんです。

なので、私がI can”と思えるようになったのは、23歳頃だったと思います。遅い!


23歳まで、英語は話せなかったし、英語は嫌いでした。

それが、ティムさんに、”You can do it!”と言い続けられるようになって英語が話せるようになり、今度は外資に転職するようにすすめられました。

もちろん、これも、”You can do it!”!

面接の前日には、アイコンタクトの仕方、スマイルの加減、メイク・ネイル・香水(面接に香水?って思いましたけど)にまで、ティムさんから一言あり、面接当日にアメリカ人の面接官(その後の上司)から、前日に練習したのと、全く同じ質問が出た時には本当にびっくりしました!


社内は、上司も社員もほぼ外国人で、少ない日本人はTOEICほぼ満点の帰国子女出身者のみ!

数年前まで英語を話さなかった私がいるなんて不思議でした。

今では、1日の大半話している英語を、どうして嫌いになったのかな?と思い返すと中学時代に遡ります。

中高時代の英語の先生は、勤続30年以上の女性教師で、その先生の発音は、今考えてもひどいものでした!

あまりにも、すごすぎたので、シェイクスピア時代の発音なのか?と真剣に思った程です。

アメリカ人やイギリス人の発音を、正しい発音とする必要はないですが、あれでは、地球規模でも理解する人はいなかったと思います。

なので、「英語の授業=単語と熟語を覚えて文法通りに訳すこと&強く発音する場所を覚えること。」と思っていました。

これでは、英語は好きになれませんよね。

私以外にも、「英語は嫌いで、中学から辞めた!」という人は多いのでは?

でも嫌いになったのは、英語の先生や授業やテストのせいだったのかもしれませんよ!


誰だって、母親から日本語を習ったように、英語も習い、話すことができるようになれば楽しいはずです。

私は、英語を話す回数が増えるに従って、コミュニケーションを考えるようになったし、相手に対する態度や、他人との距離感も変わってきました。

日本語を話している時も、話す時の態度や言葉遣い(恥ずかしい限りです!)も気になるようになりました。


23才当時は、「ティムさんにとって、私は特別だから、”You can do it!と言い続けてくれたんだわ!」と思っていましたっ!

でも、そうではなくて…ティムさんは、毎日!誰にでも!”You can do it!と言い続けていただけでした。

今でもそうです。

ISEのたまプラーザ校でも青葉台校でも。


先生は、やっぱり“You can !“とだけ言ってくれる人がいいですね。

そしてお母さんもそうでなくちゃいけませんね.

明日の運動会楽しみです!

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